FacebookがMetaに社名を変更して少し経ちました。まだ一般的になったとまでは言えないかもしれませんが、Clusterなどのメタバース空間は以前より賑わいを見せています。そうしたメタバース空間では参加者が各自思い思いの3Dアバターを作り、それを仮の姿として動き回っています。
メタバース空間では、自分の姿や、空間の中に転がるアイテム、そして空間そのものが3Dオブジェクトで構成されています。多くの場合、運営側が用意した3Dアバターをカスタマイズして参加することになりますが、自分でオリジナルのアバターを作れたら面白いと思いませんか?
3Dスキャンといえば、360°をカメラに囲まれた特殊な機材が必要だとか、KinectやRealSenseなどの難しいデバイスが必要と言う認識の方が多いのではないでしょうか。実際、私も3Dスキャンには何度もチャレンジ(KinectでスキャンするもPCのメモリ不足ですぐにフリーズする・写真を大量に撮影しフォトグラメトリに挑戦するもPCが落ちる・RealSenseの英語マニュアルで挫折)し、返り討ちにあってきました。
↓失敗作です。
最近も3DスキャンのためだけにLiDAR搭載のiPhoneを購入しようかと考えていました。
が、Androidを捨てきれず、今回は3Dスキャンアプリ「WIDAR」を試してみることにしました。
WIDARの使い方はとても簡単。被写体の周りをぐるぐると撮影するだけ。
撮影した画像をボタンぽちーでサーバーにアップロードしたら、3Dオブジェクトを生成してくれます。
近くにいたオッサンの3Dオブジェクトを作ろうと、事務所の一角で撮影を試みるも、全周囲から体全体を撮影できる広さを確保できず断念。
ビル共用の休憩室で椅子と机を寄せて撮影するも管理人に「他の方も使う場所なので」と叱られて断念。ごめんなさい。
結局屋外で恥ずかしいのに耐えながら撮影しました。広さは結構いります。
私がARやVRで使っている自分用の3Dオブジェクトは360°カメラに囲まれた特殊な機材を使って撮影したものであり、実は結構お金がかかってます。
それから数年経ちましたが、スマホだけでこの品質の3Dオブジェクトが作れるようになるとは、技術の進歩に驚くばかりです。
ですが、これでメタバースやAR/VRで使う自分用オブジェクトの作成がより一般に近づいたのではないかと思います。
次は、ここでスキャンした3Dオブジェクトに動きをつけていこうと思います。