AIコーディングツールは、エンジニアリングの現場に新しい風を吹き込んでいます。開発スピードの向上、コードレビューの効率化、さらには初心者でも実践的なプログラミングが可能になる時代です。本記事では、主要なAIコーディングツールを特徴や料金とともに一覧化、一部使用し多機能を紹介していきます。
最新のAIコーディングツールの中から、特に注目すべきサービスを厳選してご紹介します。
各ツールの特徴や料金を一覧表にまとめましたので、ツール選びの参考にしてください。
ツール名 | 特徴 | 料金 | |
---|---|---|---|
ソフトウェア開発全体を支援する生成AIアシスタント。コード生成、デバッグ、セキュリティスキャン、チャットサポートなど多機能を提供。 |
無料利用枠:無料 |
Pro:19 USD/月/ユーザー | |
コードの自動補完や生成を行うAIツール。複数のAIモデル(Anthropic、Google、OpenAI)に対応し、ユーザーが最適なモデルを選択可能。 |
60日間の無料トライアル |
Individual:10 USD / 月 Business:19 USD / 月 / ユーザ Enterpise:39 USD / 月 / ユーザ | |
Google Cloudが提供する開発者向けAI支援ツール。コード生成やデバッグ支援などを提供。 |
14日間の無料トライアル |
19 USD/月/ユーザー | |
GitLabが提供するAIコードアシスタント。コードレビューやセキュリティスキャンなどの機能を統合。 |
Free 無料 |
Premium:29 USD / 月 / ユーザ | |
AIによるコード補完を提供するツール。プライバシーとセキュリティを重視し、コードデータを保護。 |
Basic 無料 |
Pro : 12 USD / 月 Enterprise : 39 USD / 月 | |
Sourcegraphが提供するAIコードアシスタント。コードの生成やリファクタリングを支援。 |
個人アカウントで無料 |
ベーシック:29USD/月 プレミアム:99USD/月 アドバンスド:249USD/月 | |
Metaが開発したオープンソースのコード生成モデル。多様なプログラミング言語に対応。 |
無料 |
プレミアムプランあり | |
AIによるコード補完と生成を提供するツール。多くのIDEと統合可能。 |
個人利用: 無料 |
Pro :15USD/月 Pro Ultimate :60USD/月 |
最近話題のAIコーディングツール、その中のひとつ「Tabnine」。コード補完や生成を手軽に行える便利なツールと聞いて、私も実際に試してみました。
一部機能を試してみたものを軽くお伝えします。
Tabnineのチャット機能を使って、計算用メソッドの作成をリクエストしました。例えば、「計算メソッドを作成してください」といった依頼を送ります。
すると、Tabnineがリクエストを理解し、以下のようなメソッドを提案してくれました。
その後TabnineのInsert機能を使うことで、提案されたメソッドをそのまま現在のコードに簡単に取り込むことができます。
間違ったコードを用意します。以下の例でformatの引数を不足させて記載しています。
Tabnineの修正機能を使うと、このようなコードの間違いを検出し、修正の提案を行ってくれます。
修正の提案を受け入れる際に、Tabnineは変更されるコードの差分を表示してくれるため、安心して修正を取り込むことができます。
Tabnineのコード修正機能は、開発中に起こりがちなミスを瞬時に修正でき、修正箇所を差分で確認できるため、変更内容を安全に取り込めるのが魅力です。
開発者が書いたコードを理解し、そのコードをテストするためのユニットテストやインテグレーションテストを提案してくれる機能を持っています。これにより、手作業でテストコードを書く手間を大幅に省くことができます。
上記コード生成で作成したcalculateメソッドに対してテストコードを生成すると、左記のように複数パターンのテストコードが生成されます。
Tabnineを実際に使ってみて、その便利さと可能性を実感しました。コード補完や生成、修正、さらにはテストコードの作成まで活躍してくれるのは驚きです。
特に、時間のかかる作業を効率化できる点は、開発プロジェクト全体のスピードアップに大きく貢献するでしょう。
AIコーディングツールは完璧に自動化されるわけではなく、AIの提案を精査し、カスタマイズする場面もあります。しかし、それさえもコーディング作業をよりクリエイティブで楽しいものに変える一助になっていると感じました。
AIコーディングツールは初心者からプロフェッショナルまで幅広い開発者にとって、頼もしい相棒となるツールです。まだ試したことがない方は、ぜひ一度その魅力を体験してみてください!開発の未来がぐっと近づくはずです。