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Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals(PL-900)合格までの受験体験談と合格ガイド

はじめに:動機から学習開始まで

どうも尾嵜です。
前回のブログにも書きましたが、以前の佐藤さんのブログ「Microsoft Power Apps 初めてのアプリ開発」の時に、いろいろと相談や報告を受けていたのですが、楽しそうにPowerAppsに情熱を注いでいるのを見て、ちょっとコレやってみたいなと思い、自分もPowerPlatformの学習を開始しました。
ローコード開発プラットフォームやAI技術の進歩は、業界にとって無視できないトレンドです。
自分自身が実際に体験することで、これらの技術の可能性や現在地を理解し、会社としての取り組み方を模索したいと思いました。

学習過程:基礎から実践まで

学習は、PowerPlatformの基本からスタートしました。
初めは、参考書類を写経する形でシステムを一つずつ作ってみることから始めました。
PowerAppsのキャンバスアプリを作り、PowerAutomateで自動化、PowerBIでレポートを作成する…等です。
先に公開した、名刺をスキャンして自動でGoogleコンタクトに登録し、お礼メールを自動作成するシステム(鬼畜ツール)もその一環ですが、具体的なプロジェクトを通じて実践的なスキルを身につけたいという思いからでした。
この経験の中で、この機能はこう使えるな、このサービスはあのお客さんに合いそうだな…などと、ビジネスでの応用を考える良い機会になりました。

学習資料と習得戦略

ある程度PowerPlatformでアプリを作成し、概要を理解したところで、これをキチンと体系的に理解して、ノーコード・ローコードツールとは何か、PowerPlatformとは何かを説明できるようになりたいと考えました。
また、社外に知見があることを周知する必要もあります。
そこで、資格を取得することにしました。
自分自身は、従業員に対して資格取得を積極的に推奨したりはしないのですが、ここは宣伝のため、営業のため、自分の仕事のためです。
具体的な学習資料としては、まずはじめに「PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策」の動画講座を活用しました。
長さに苦労しつつも繰り返し視聴することで理解を深めました。
また、Udemyで購入した2つの模擬問題集にも取り組みましたが、特に私に合っていたのは「PL-900 Power Platform Fundamentals 模擬問題集」でした。
このPL-900の学習をする際、英語の試験を直訳したような出題が多くなるため、日本語の読解力が重要になります。
わかるかそんなもん!と言いたくなるような表現も多々ありますが、それは慣れるしかありません。

学習方法は以下のサイクルで進めました:

  1. 動画視聴で基礎から応用までの理解を深める。
  2. 模擬問題を解くことで学んだ知識の実践。
  3. 間違った問題の解説を見て、理解を修正。
  4. 理解が深まったところで、再度問題に挑戦。
  5. 必要に応じて、特定のトピックの動画を再視聴。

この方法で、試験直前には模擬問題集の正答率を90%以上にすることができました。

試験とその結果

試験当日、模擬問題集で見たことがある問題が1、2問出題されましたが、大部分は初見の問題でした。
それでも、学習を通じて得た知識のおかげで、内容が似ている問題が多く、70%以上の問題に対処できました。
結果として、84.4%の正答率で一発合格を果たすことができました。

まとめ

PL-900の資格取得の取り組みは、自らの技術向上だけでなく、会社のビジネスへの応用を考える素晴らしい機会でした。
資格取得後に、PowerPlatformで開発をしていて、試験勉強中に理解しにくかったことが分かったこともあります。
やはり、受験前にある程度、自ら手を動かして何かを作ってみることは、理解の促進を図る上で重要だと感じます。
この学習と開発の体験は、業界のトレンドに対応するための理解を深めるためにも役立ちます。
私の体験が、これから資格取得を目指す方々の一助となれば幸いです。