去る3月10日(金)、JIETが主催する東北復興IT祭りに参加しました。
このイベントは、東北地方太平洋沖地震の被災地である宮城県仙台市で開催されたもので、復興支援のため?に様々なプログラムが行われました。
このイベントには、東北はもちろん、関東・関西・中部・北陸・九州など日本各地からITにかかわる方々が参加されていました。
イベントの中身は以下の通りです。
まず、防災エンスショー「伝える防災・楽しくサイエンス」という講演がありました。
講師は、アナウンサー兼防災士である阿部清人氏でした。
阿部氏は、過去の災害においてアナウンサーとして現場にいた経験をもとに、防災について様々なアドバイスを与えてくれました。
南海トラフ地震の発生確率が上がる中、役立つ情報が多かったです。
次に、とみおかアーカイブ・ミュージアムの「旅立ちの時」というアニメ映画が上映されました。
この映画は、福島県富岡町の人々の想いを描いたものでした。
映画を見て、被災地の人々の苦しみや想いを感じました。今ある平穏を大切にしつつ、自分たちに何ができるのか考えたいと思いました。
最後に、現代社会と感染症~新型コロナウイルス感染症に学ぶ~という講演がありました。講師は、医師である岩崎恵美子氏でした。
岩崎氏は、世界中の感染症に触れてきた経験をもとに、新型コロナウイルス感染症について講演を行いました。
政治や経済に翻弄される情報の中から何が正しいのかをよく考える必要を感じました
その後、交流会では多くの方と話をする機会があり、地元の人々の情熱や想いを感じることができました。
その中で、災害復興に向けたITの役割や、現在の状況でのテレワークの重要性についても話し合いが行われました。
そして、翌日は松島を観光しました。
天の橋立しか行けてなかった日本三景のふたつめをクリアしました。
クルーズ船を予約して湾内をめぐったり、近くを歩いて散策しました。
当日は晴天に恵まれ、青い海と白い雲がとても美しかったです。
しかし、旅の中で一番印象深かったのは、仙台空港での出来事でした。 個人的な事情ではありますが、震災前に仙台空港でレンタカーを借りたことがあり、その時に大変良くしていただいた思い出があります。 その時に接した人々が元気でいることを願っていますが、空港周辺の景色が震災前と震災後で変わってしまったことに大きな衝撃を受けたため、ここで黙祷しようと決めていました。 14時46分にあわせて展望デッキにあがり、その場にいた人々と共に、東日本大震災の発生時刻に合わせて黙祷をしました。 その瞬間、地震によって失われたものや、被災者の方々の想いを改めて感じ、心が震えました。
この旅を通じて、人々の郷土愛を深く感じることができました。 コロナウイルス感染症の経験を経て、私たちIT業界の仕事は、工夫次第でテレワークが可能であることが分かりました。 そのため、私たちは、エンジニアの方々が大切な郷土を離れることなく、世の中に役立つシステムを開発することができると考えています。 また、当社はテレワークを推進しているため、日本中の人々にITの仕事を届けることができると考えています。
東北復興IT祭りに参加したことで、被災地の人々の想いやITの役割、テレワークの重要性などについて学ぶことができました。 また、交流会や観光などを通じて、地元の人々の情熱や郷土愛を感じることができました。 私たちは、これからもエンジニアの個々の幸福と、郷土を思う気持ちを大切にしつつ、世の中に役立つシステムを開発していきたいと考えています。