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踊るWebAR名刺を持って交流会に行く​

印象に残る名刺を作る

2023年が始まり、コロナ禍が落ち着いたとは言えない中、1月は例年以上にイベントが開催された。
いままで長い営業生活の中で、たくさんのイベントに参加してきたが、お会いした人の印象に残るような気の利いたことが出来る私ではない。
今年もいくつかのイベントに参加する予定になっているが、なにか爪痕を残したいと考えた。
やはり私に出来ることと言えば、「AR」だろう。知らんけど。
そこで、かなり前から構想としてはあったものの、実行に移すことができていなかったWebARの名刺を作ることにした。

WebAR作成裏話

さて、ひとことで「WebAR」とは言ったものの、その実現方法は使用するAPIだけでもいくつもある。
表現方法も、フェイストラッキングやマーカーや平面認識でオブジェクトを表示するなど、いくつもある。
その中で、今回目標としたのは、スマホで名刺をかざすと私(の3Dオブジェクト)が現れて簡単な会社紹介をして、Webサイトへと誘うARだ。

休日の静まり返ったオフィスで、ひとり挨拶メッセージを録音し、それにあわせて3Dオブジェクトにアニメーションを作った。

アニメーションと録音したメッセージをシンクロして表現するために、A-Frameを使用。
悪戦苦闘の末、Androidで動かすところまで実装したが、そこで問題が発生。
iPhoneでテストしたら動かない。どうやらiOS12.2以降、動かなくなったらしい。
先に調べとけよ、と自分にツッコミをいれつつ、言い訳がましく前は動いてたのになぁとぢっと手を見る。

そこで、急遽model-viewerに切り替えた。こいつはiPhoneとAndroidでそれぞれのARエンジンを呼び出す優れものだ。
が…これは音声をコントロールできない。
なので、WebARで会社紹介するのを諦め、ヒップホップを踊り狂う私を見てもらい、画面の端に自社サイトへのリンクを貼ることにした。

公開方法

WebARのQRコード
※クリックorタップでも開けます

紆余曲折があって完成したヒップホップ踊り狂い系WebARだが、作ったからには見てもらわなければ意味がない。
ところが、A-Frameのくだりでかなりの時間を使ってしまったため、名刺を発注する時間が残されていなかった。
そこで、QRコードをシールにして「WebAR」と書いて名刺に貼り付けることにした。
それと、NFCのカードが余っていたので、URLを書き込んだカードを一枚作成し、スマホに近づけたら強制的にARが表示されるほぼハッキングなアイテムを作っておいた。

結果

結論。
名刺にQRコードを貼って配っても、アクセスが増えることはない。
WebARはとても面白いツールだが、名刺にQRを貼ってプロモーションに活用するには、見てもらうための工夫が必要だと言うことが分かった。
それと、NFCにURLを書き込んだカードを使うシーンはなさそうと言うことが分かった。
交流会で覚えてもらうには、さらなる改善が要りそうだ。