くくりブログ

エンジニアが安心して働き続けるための仕組み作り

Qukuri採用マーケティング

尾嵜 聡

尾嵜 聡

「当社の採用はマーケティング的な手法を取り入れています」
時々聞くフレーズではありますよね。今どき、さほど珍しくもありません。
とりも直さず、当社の採用はマーケティング的な手法を取り入れています。
他社の採用マーケティングのことは良く知りませんが、今回は当社の採用マーケティングについて、書かせていただこうと思います。

マーケティングとは

エンジニアが安心して働くための採用マーケティング

そもそも、マーケティングと言う言葉がわかりにくいですよね…
馴染みが薄い方も多いと思います。
マーケティングは、販売促進や広告、市場調査と勘違いされることが多々ありますが、本来そう言う意味ではありません。
マーケティングと言う言葉の定義は色々あります。偉い人も色々言っていますが割愛します。
ですが、当社では商品の企画や、認知、販売から繰り返し購入に至るまでの仕組みを作ることをマーケティングと定義しています。
販促や広告、営業などはマーケティングの一部であり、マーケティング戦略に則って、矛盾なく行わなければなりません。
その意味で、採用のマーケティングとは、決して「会社のことを広く知ってもらう」ことや「良い会社だと思わせる」ことではないのです。

たくさん求人を出す理由

当社では、ハローワークやIndeed、その他の媒体にたくさんの求人記事を掲載しています。
これはマーケティングにおける「認知」を増やすために行なっています。
いろんな入り口から当社を知ってもらい、興味を持ってもらうために行っていることです。
「ハローワークに求人を出しているからブラック企業」と言う書き込みをたびたび見かけます。
確かにそれは先人から伝わった有益な知恵なのかも知れませんが、あまり論理的とは言えません。
掲載されているのがどんな媒体かに関わらず、興味をもった会社について、自分の目と耳でしっかり調べるようにしていただきたいと思います。
まさに玉石混淆。もしかしたら重要な機会を失っているかも知れません。
当社は、媒体にかかわらずたくさんの情報を出すことで、まずは知ってもらうきっかけを作りたいと考えています。
逆の言い方をすれば、知っていただきさえすれば、中身には(良い会社であると)自信を持っています。

エンジニアが安心して働くためのマインドフロー

有料求人を出さない理由

とは言え、多くの方に上述の「ハローワーク掲載=ブラック企業」と言う先入観があります。
実際、ハローワークの求人票では、良し悪しを判断するには情報量が圧倒的に不足しています。
そこで、ブラック企業と言う疑惑?を払拭するために、余裕が出来た時に大手採用サイトに有料求人を掲載したことがあります。
かなりの額を投入しましたが、結果は厳しいものでした。
その求人媒体には資金力や規模、知名度で勝る同業他社がひしめいていて、当社のような零細企業がいかに大きな広告欄を購入しても結局厳しい戦いにならざるを得なかったのだと考えています。零細企業にとっては、有料求人媒体も安易な戦場ではないのです。
近年、経験者のエンジニア1名を採用するのに100万円かかると言われています。
知名度のない零細企業ではさらに厳しいと言うことは容易に想像がつきます。
それだけの利益を生むのに、果たしてエンジニアがどれほど仕事をしなければならないのでしょうか。
そして、有料求人媒体に消えていった、利益になるはずだったお金は、エンジニアの給与や賞与の源泉でもあるのです。
つまり、求人に過剰な投資をする企業に、エンジニアに還元する資力がどれほど残されているかと言うことを考えるべきなのです。
それは果たしてホワイト企業なのでしょうか。
当社では有料媒体に使った金額とその採用結果を、決算発表で従業員に公表しました。
それ以来、高い有料媒体に頼らずに採用活動を行うことに決め、無料媒体やSNS、動画や自社サイトの充実など、さまざまな工夫をおこなっています。

従業員に満足して働いてもらうのが目的

最初に、マーケティングを「顧客が繰り返し購入に至るまでの仕組み作り」と書きました。
これを採用に当てはめると、「エンジニアが安心して働き続けるための仕組み作り」になります。
つまり、当社の採用マーケティング戦略は、単に応募を呼び込むだけではなく、来てくれた人が納得して継続できることを目的としています。
そのためには、求人情報や採用サイトで謳ったことが嘘であってはならないのです。
給与が違っても、スキルアップ支援がなくても、損益が公表されていなくても、騙されたと感じた人は遅かれ早かれ去ってしまいます。
だから、当社では宣言したことをただただ愚直に守り、いただいた縁を大切に育んでいます。